日本茶の淹れ方:煎茶編

お茶の淹れ方

日本茶を代表するお茶と言えば旨味と渋みのバランスが取れた煎茶ですね。

今回は上級煎茶と中級(普通)煎茶の淹れ方について紹介します。

上級煎茶

上級煎茶の基準は、おおよそ100gの価格が1,000円以上を目安にして頂ければ良いと思います。

淹れ方

  • 湯呑み:100mlぐらい(3つ)
  • 急須:250mlぐらい
  • 茶葉 :1人分2〜3g
  • 湯温:約70℃~80℃
  • 時間 1分〜1分半

実際の手順は次のような感じになります。

  1. 湯呑の7~8分目ぐらいまで熱湯を入れる(湯冷まし)
  2. 急須に茶葉を入れる
  3. 急須に冷ました湯を入れる
  4. 蓋をして待つ
  5. 湯呑に注ぐ(それぞれ濃さが同じになるように)
  6. 最後の一滴まで絞り切るイメージで

上級煎茶の場合は旨味(アミノ酸)を多く含んでいるため、その特徴を生かすように低温でゆっくりと抽出します。

そうすることで苦みを抑えながら旨味を引き出すことができます。

お茶の成分については下記の記事で紹介しています。

中級(普通)煎茶

普通煎茶はおおよそ100gの価格が1,000円以下のものを目安に。

淹れ方

  • 湯呑み:250mlぐらい(3つ)
  • 急須:600mlぐらい
  • 茶葉:1人分2〜3g
  • 湯温:約80〜90℃
  • 時間:30秒〜1分

上級煎茶に比べると渋み成分が多いので、サッと出して香りを程よい渋みを楽しみます。

手順は先ほど上級煎茶のところで紹介した手順と同じです。

注ぎ方

濃さが均一になるように少しずつ廻し注ぎ(まわしつぎ)「1-2-3と行ったら3-2-1と戻ることをくりかえすこと」をします。

そして最後の一滴まで絞り切ります。

廻し注ぎが苦手な方は別の急須か大きめの湯冷ましに注ぎきってから、湯呑みに注ぐと上手くできます。

まとめ

香りが弱いなと感じれば湯の温度を上げ、苦みが強いと感じれば湯の温度を下げてください。

淹れ方の目安が分からない場合はここで紹介したものを目安にお試しください。

もし、購入したお茶屋さんや茶農家さんで淹れ方を教えてもらった場合はそちらを。

その理由は、例えば蒸しが深めの煎茶であれば、抽出時間を短めにすると良いなど茶葉によって個性があるからです。

また、自分でお気に入りの淹れ方を探すのも楽しみに一つですので是非!

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