最近、お茶やコーヒーなどの「水出し」をよく目にしませんか?
何か特別な茶葉や機械は必要無く、自宅でも簡単にできますので美味しく作れる3つのコツを紹介します。
- より低い温度で浸出する(氷水を使う)
- 浸出中は冷蔵庫へ
- 水はミネラルウォーターか浄水器もしくは沸き冷ましを使う
では、解説していきます。
水出し茶の特徴
日本茶の味に寄与する代表的な成分は3つあります。
- うま味成分…アミノ酸類
- 渋み成分…カテキン類
- 苦み成分…カフェイン
水出し茶のイメージは「より旨味が感じられ、まろやか」ではないでしょうか?
と言うことは、うま味成分が多く、渋み苦み成分が少ないということになります。
その理由はそれぞれの成分の浸出の性質が関係しています。
- アミノ酸類…時間が経過すると溶け出す量が増える(温度はそれほど関係ない)
- カテキン類…温度と時間に影響される
- カフェイン…温度が高いと短時間で溶け出す
「水出し(浸出温度が低い)することで、うま味成分は引き出すが、渋み苦み成分は抑える」ということになります。
低い温度で浸出
どうすれば、より苦みを抑えて旨味だけを堪能できるのか?
そうです。
浸出温度を下げることが大切なポイントです。
- 氷水を使う
- 冷蔵庫で浸出させる
茶葉から成分を引き出す際の温度を下げることで、いつものお茶と一味違うお茶が楽しめます。
茶葉と水の量と浸出時間
私が普段使っているハリオのフィルターインボトルでの場合ですが、
- 水…750cc
- 茶葉…15~20g
- 浸出時間…1時間
まずはこちらを目安に水出し茶を作ってみましょう。
茶葉の量や時間は好みで調整してください。
もちろん、フィルターインボトルでなく急須で水出しも大丈夫ですよ。
例えば、麦茶用のポットに水と茶葉を入れて最後に濾す方法もありますね。
使用する水
お茶の浸出液のほとんどが水なので、使う水がお茶の味や香りに大きく影響します。
- ミネラルウォーター
- 浄水器を通した水道水
- 沸騰させて冷ました水道水
これらを使えば問題ありませんが、水道水をそのままはオススメしません。
一番手軽なのはミネラルウォーターですが、こちらは軟水をお使いください。
海外ブランドのミネラルウォーターは硬水が多いので注意が必要です。
軟水の方が味や色合いがしっかりと出ますが、硬水の場合はスッキリした味わいになります。
茶葉本来の味を楽しむなら軟水をオススメしますが、興味のある方は軟水と硬水で比べてみるのも楽しいですよ。
まとめ
- より低い温度で浸出する(氷水を使う)
- 浸出中は冷蔵庫へ
- 水はミネラルウォーターか浄水器もしくは沸き冷ましを使う
一度、試してみては如何でしょうか?
下の記事ではフィルターインボトルの選び方はについて書いています。
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