「湯を冷ます以外にもあるの?」と思われるかもしれませんが、使い方次第では便利な湯冷まし。
基本的な役割を含めた3つの使い方を紹介します。
湯を冷ます
一つ目は最も基本的な使い方です。
熱湯を湯呑に入れてから急須に注ぐと言うのが基本的な淹れ方ですが、この湯呑の代わりに湯冷ましを使います。
このように熱湯を湯呑や湯冷ましに移すと、おおよその目安ですが約5℃から10℃下がります。
湯の温度を下げることで茶の苦渋みを抑え旨味を引き立たせることができます。
湯呑と湯冷ましのどちらでも同じ役割が可能ですが、それそれ特徴があります。
湯呑を使うメリット
- 湯の量を量れる
- 湯冷ましより冷めやすい(複数人の場合)
人数分の湯の量がきちんと量れる、湯を各々の湯呑に小分けするので冷めやすい点がメリットです。
湯冷ましを使うメリット
- 手が熱くならない
- 湯呑よりこぼしにくい
湯冷ましをした湯呑を持つと熱く感じる方もいらっしゃいますので、苦手な方は湯冷ましが便利です。
また、湯呑から急須に湯を入れる際に零してしまいがちですが、湯冷ましであれば注ぎ口がついていますので零す心配がありません。
もっと湯を冷ます
基本的な使い方は「湯冷まし→急須」の順番でしたが、この間に「湯呑」を挟むと、早く湯を冷ますことができます。
「湯冷まし→湯呑→急須」(湯呑と湯冷ましが逆でも構いません。)
また、湯呑を介していますので湯の量も量れますね。
使いどころとしては、玉露やかぶせ茶を淹れるときや煎茶の旨味を楽しみたいときに役立ちます。
じっくり冷ますのも良いですが、早く飲みたいときもありますよね!
お茶を同じ濃さに注ぐ
お茶を淹れる際に「回し注ぎをしましょう」と書いています。(当サイトでも)
これは各々同じ濃さにするためです。
1→2→3といったら3→2→1と注ぎます。
しかし、意外と同じ濃さにならないことや、ゆっくりし過ぎて濃くなりすぎることがあります。
そのような時は急須から湯冷ましにお茶を淹れます。(すべて出し切ります。)
それから各々の湯呑に注ぐと同じ濃さで淹れることができ、気にすることは量だけになりますね!
まとめ
蓋が割れた急須やガラスポットがあれば代用可能ですが、一つあると使い勝手が良く、お茶を淹れる際にも本格的に見えます。
お茶を淹れる楽しみも増えますので、お気に入りの湯冷ましを探してみてはいかがでしょうか?
当店でも販売していますので、ご覧いただければうれしいです。
湯冷ましの通販| 藤田茶園
美味しいお茶を入れる際に、湯の温度を冷ますのに使われる茶器です。常滑焼や美濃焼の湯冷ましを取り扱っています。
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